- Reflextion Entry No.7 -


Modified:1999.6.7


シトロエンに乗る身としては、基本としてフランスに興味をもたねばなるまい。
と言うわけで、フランスねた。


フランス人は車が好きである。
たぶん...

田舎道だと交差点には信号も無く、例のクルクル回るロータリーみたいなのがある。
また片側1車線の場合、以外と追い越し禁止も多く、このロータリーとロータリーの間に それぞれの車線の中央に追い越し車線が現れる。
なぜかロータリー出口は,みなさん”全開加速”で立ち上がっていく。
追い越し車線前ではべったり前車に張り付き、追い越し車線になると、これまた”全開加速”で 抜いていく。
なぜ、そうまでして”全開加速”なのか?
最近でこそオートマが増えたようだが、やはり基本はマニュアルらしい。
ただオートマとはいえ、シフトアップの回転数は高く、キックダウンで赤領域近くまで いってしまうのだが...
(なぜエグザンティアは違うのか?)

ある日、山から下るハイウェイ(シャモニからリヨン方面)、ガラガラの曲がりくねった下り坂道。
ウヒョウーー! 気持ちいいネーーと走行していると、後ろからものすごい勢いで車が...
冷や汗タラリ... 警察か?
違ってました。
プジョー106を蹴るデブッチョおじさんが3輪走行でもしようかとの勢いで、あっという間に後ろから前に 駆け抜けて行きました。
好きなんですねー。

フランスはまだ景気が悪く旧年式車が多いようだ。
高速では、そういった車が端っこを全開走行(とはいえ130kmくらいは出ている)しております。
日本でゆうと十数年前の、そう、あの流行った真っ赤なファミリアみたいな奴が、ぞろぞろと...
でも、窓全開で片手を外にブラリと下げ、サングラスに真っ白なTシャツ、長い髪の二十歳そこそこのおねーさん...
カッコイイ!!

そんな旧年式車でも、馬鹿でかいキャンピングカーを牽引している。
どうみてもキャンピングカーのほうが高そうに見える。
お国柄、お遊びにかけるお金は絞り出すようである。
日本で言う”甘いものは別腹”と同じことか(全然違う?)。
たまにハイウェイの横にひっくり返っているキャンピングカーを見かける。
飛ばし過ぎだよと笑ってしまう。
きっと当事者にとっては笑い事ではないだろうが...

現在の経済情勢からすると、エグザンティアも向こうではどうやらチョット”高級車”寄りに属するらしい。
向こうの高級車は(旧年式車に比べて)スピードがでる。
スピードが出る車はスピードを出す。
地中海近くの空いたハイウェイなど、160kmぐらいで流していても平気で抜かしていきやがる。
それもとてもマナー良く。
ドイツじゃないぞ、制限速度は130kmだぞ!
まあでも、日本でゆう110〜120kmで走っていて抜かれるようなもんかと考えるとそんなもんか...
いずれにせよ、パフォーマンスは使うのが当たり前であるらしい。

町中はさすがに渋滞も多い。
路肩の駐車スペースもギッシリ。
それでもみんな無理矢理止める。
そんな狭いスペースに...ボロい車も高そうな車も、バンパーでよいしょとばかりに前後の車を押して突っ込む。
バンパーが”バンパー”の役目をはたしております。

それにしてもフランス人の車の中はキタナイ!
後ろの席に空のペットボトルやら、何かわからんゴミを平気で積んで走っている。
少しは片づけんかい!


どうやらフランス人にとって車は道具でありオモチャらしい。
そして、やはり車が好きなようである。
たぶん...



なお、この乱文により不快を感じられた方、
どうか寛大な心でご容赦頂けるよう、お願い致します。